トピック | 乳がん手術方法 |
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対象 | 早期乳がんと診断され手術を受ける方で術式選択の必要な方、その選択を支援する医療者 |
選択肢 | 乳房部分切除術(+放射線治療)
乳房切除術 乳房切除術+乳房再建術 |
形式 | 冊子、ウェブ |
入手先 | 自分らしく決めるガイド 乳がん手術方法 |
開発者 | 開発者:大坂和可子(慶應義塾大学看護医療学部)、中山和弘(聖路加国際大学) 医療情報監修:山内英子(聖路加国際病院)、細川恵子(聖路加国際病院)、金井久子(聖路加国際病院)、大川 恵(聖路加国際病院) |
意思決定がイドに関連する研究 | Osaka W, Nakayama K. Effect of a decision aid with patient narratives in reducing decisional conflict in choice for surgery among early-stage breast cancer: A three-arm randomized controlled trial. Patient Education and Counseling, 2017,100(3):550-562. doi: 10.1016/j.pec.2016.09.011 the versions tested in our trial as below the decision aid with patient narratives the decision aid without patient narratives the decision aid with patient narratives in English the decision aid without patient narratives in English -概要- 乳がん患者のインタビュー、オタワ意思決定枠組み、IPDAS国際基準などを踏まえ作成、乳がん患者の意見を踏まえ修正し意思決定ガイドを開発した。210名の乳がん患者を対象としたランダム化比較試験を実施した結果、ガイドを提供した場合、通常ケアに比べて、手術後の意思決定の葛藤尺度スコアが有意に低かった(意思決定の葛藤尺度は、得点が高いほど葛藤が高く、0点は葛藤がない状態を示す)。これは体験者の体験談を含むガイドを提供した場合、体験談を含まないガイドを提供した場合で同様であった。 |
国際基準による評価(開発者による評価)基準を満たしている数/この意思決定ガイドに該当する基準の数 | ①資格基準:6/6 ②認定基準:5/6 ③質基準:14/22 |
利益相反 | この意思決定ガイドの開発に関連して、開示すべきCOIはありません。 |
開発研究費 | 平成25・26年度 文部科学研究費補助金(挑戦的萌芽研究,No.25670928)、2018-2021年度 文部科学研究費補助金(基盤研究(C) No. 18K10291) |
特記事項 | 患者様へ:この意思決定ガイドには一般的な情報が記載されています。患者さんの個々の状況により、適した手術方法が1つに限定される場合や、他の治療方法が適している場合もあります。まず、主治医に「私に適した手術方法には、どのような選択肢がありますか?」とお尋ねください。ご自身の手術方法の選択肢を確認した上で、この意思決定ガイドをご活用していただければと思います。 |
意思決定ガイドを更新した年 | 2021年更新(2014年作成) |