用語集
ストレス
カナダの生理学者ハンス・セリエ博士(1907-1982)は、外部からの刺激が加わったことによって、生体内部に生理学的な反応が生じた状態(脳が刺激を受けて様々なホルモンを分泌した状態)を「ストレス」と呼んだ。原因となる刺激(例:人間関係、貧困、痛み、寒さ)をストレスと呼ぶ場合もあるが、こうしたストレスの原因のことを「ストレッサー」と呼び、ストレッサーによって引き起こされた状態のことを「ストレス状態」と呼ぶこともある。ストレス状態が続くことによってなんらかの症状(例:気分の落ちこみ、血圧上昇、胃痛、不眠)が現われる場合に、それらを「ストレス反応」と呼ぶ。