用語集
症例対照研究
分析疫学における手法の1つ。研究対象となる疾患にかかった人たちの集団(たとえば肺がん患者)と罹患していない集団(たとえば肺がんにかかっていない人)について、特定の要因にさらされた(暴露した)状況(喫煙習慣があった人の率)を調査し比較することで、要因と疾患の関連を検討する研究手法。追跡を必要としないため短時間で結果を得ることができるが、過去にさかのぼって要因(生活習慣など)を思い出してもらう必要があるため結果に偏りが生じやすいほか、対照群の選定においても偏りが生じることが多い。