ヘルスリテラシーとは、健康や医療の情報を「入手し」「理解し」「評価して」「適切に決められる」という4つの力です。病気の予防や治療の選択肢や情報が増えているなかで、「健康を決める力」と言えます。これらは個人の能力だけではなく、環境にもよっていて、それらを実行するのが簡単か難しいかをあらわしています。
SOCとは、sense of coherence(センスオブコウヒアランス)の略です。首尾一貫している感覚という意味で、「何が起こっても理解できる」「何とかなる」「何事にも意味がある」という3つの感覚です。それは、ストレスなどの困難や課題に対処できる力で、病気になったとしても働いたり社会活動に参加したりして健康だと感じられる、自分や周囲の環境への信頼であり、「健康をつくる力」です。